『本当の意味での信仰心。
つまりは絶対に譲ってはいけない、慈しむ心。現代とは、そうした優しい人が少数派となってしまった時代
です。』
可能性が徒労感に呑み込まれてゆく・・・。
それでも法王は語り続ける。
『ほとんど失われてしまった、本当の大切。
しかしそれは、あくまでもほとんどであって、決して完全に
というわけでは無い。
渇き切った現代の片隅、その奥深くにきっと息を潜めて
いるであろう「人間の本能」。
その息吹は、貴方達にも聴こえているはずです。
決して聴くことをやめてはいけない。
決して話すことをやめてはいけない。
腹を据え、動き続けることをやめてはいけません。』
『愛と慈しみを持ち続け、
探り続け、放ち続けなさい。』
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